驟雨冥想

 ボタンが、弾け飛んだ。
 突然の雨に激しく叩かれ、全てのラインが露わになるまでに張り付いた大きめのシャツ。男物。その下の素肌を透けさせてはいたものの、僕は、そこまで考え及んでいた訳でなくただ早く着替えをと思い、手を伸ばしただけだった。痩せたからだに、ちからなぞ込めていない。本当に。
 それが、小さなプラスチックの欠片ひとつで急に意識した。水滴の付いた眼鏡越しにもクッキリと熱い肌を認めた。唾を飲み込む音……僕だ。一緒に性能限界まで高まった拍動さえ聞こえてしまうのではないかと思われた。あたまの後ろの方の神経が白熱する。羞恥と、一瞬戸惑ってしまった悔しさ。あとは――。
 濡れそぼった互いを前に、ゆっくりとながく、息を吐いた。


「……もう、こんななのに……まだ?」
「ちが…うけど。でもお願い、もう少しだけ――」
 逸る気持ちを抑えてふたたび舌を使う。……やがて。
 僕は無言で態勢を整え硬く尖った先に指を添えて、しかしできるだけやさしく彼女に侵入しようとした……


って、あのですねぇ。さみしかったの。。部屋で独り背中丸めて、、
取れたボタン付けようとしたら何度やっても針に糸が通らんとですよ!!
(手ェ震え+視力がたオチってコトで勘弁してつかあさい...『やんだ』が『病んだ』の彩川@アルコホリック暴走中)