「概ね良好」

表題は兵隊サン時代によく使われた用語(?)で最も好きな言葉w。他に『特外』てのもあったなー。トクベツ外出。現在はかなり緩和され又、営内*1の居住性も良くなった事から〝有る〟のかどうかさえ判りませんが、当時は夜間の閉門迄に帰還せねばならない『普通外出』と違い、シャバで「オンナと朝まで過ごせる」という大変魅力的且つスバラシイ権利であったと記憶しております。ただ不測時の残留人員設定は当然でして十名前後の営内班に於いて、体育会系にありがちな先任者優先であるのは言うまでも無く、ましてや彩川自身がその『権利』を行使出来たかどうかは想像にお任せ致します。
片や最もキライというか不名誉な言葉が『ダッカ許可』。ナニも航空機で第三国に…などというコトではなく、ダッカ=脱靴です。
半長靴又は整備長靴を普段着用する自衛隊員が、ときに素足サンダルで闊歩している場合があります。あの革ブーツを年中履き、あまつさえ風呂場(=バスマット)を共有しているのですよ。理由は察して頂きたく……しかしありゃナメてると怖いデスよ。同期の桜・T君は腿の付け根のリンパが腫れてあわや入院するところでしたからねぇ。兵隊さんにつきものの業病とはいえ水虫で(あ、言っちゃった)入院なんて笑えもしません。というコトで自衛隊内の医療機関における白癬菌治療はかなり進んでいるらしいです。 それはともかく、、
嗤うどころかT君は何故かイキナリ営内2Fからダイヴして骨折入院、美人看護婦さんをゲトしやがりました。現在のオイラと似た病状を患っていた彼がその彼女といまでも宜しくやっているのかどうかは知りませんが、当時は64の暴発装って撃ち殺しちゃろか思いましたよ(笑)。

*1:独身且つ一定階級以下の者が暮らす駐屯地内の寮