洗濯機との闘い

ウチの洗濯機は10年モノである。老人性鬱かも知れぬ。時折、、
「スゲェよな、もうアンティークだよな」
などと持ち上げてみるのだが、ちょいと目を離すと機能停止している。『すすぎ』まで終わっていればいいのだが、大概『洗い』が終わり『すすぎ』と『脱水』のランプがピコピコしている。そうなると『すすぎ』を、フタを押さえつけて側面に膝蹴りを加えながら繰り返さねばならない。まるで今問題の老人イジメのようだ。又は、鬱に禁句の「頑張れ」。
そして目を離すと、再びだ。ふたつのランプがピコピコ。何度も何度もムダにすすがれた洗濯物はくたくたになり、やはり膝蹴りによって柔軟剤のシャワーを浴び、やっと脱水、干される事になる。沢山開いた排水孔には沢山BB弾が詰まっている。カラフルでキレイだが、めり込んで取れない。ナンかヤな思い出だなぁ。


ナニが云いたいのか自分。『資源を大切に』などという事ではないのは確かだ。ウチの水道代は三千円未満。ちょいとキテしまっているのに書き始め、引っ込みが付かなくなっている。ああ、そうだ。
三人分の靴下を干すと、何故かいくつか組み合わせに無理があるモノが出てくるのだ。これでもワリと神経質だから俺じゃない。色同じでも長さが違う、良く似ていても柄違い、ひどい時には余りが出る。ドコに履いているんだテメェらと問いたい。そんな立派なワケn×△@◆
…ちなみにここいらの地方では、手袋を『履く』と言う。カルチャーショックだった。


――無理して書くモンじゃねぇな。此方はやっぱ暫く放置プレイで
(盛大にへっこんだ洗濯機の言い訳をどうしようかと思いながら)