過去、ワリと冷静に聴いた事実

当時はBだった…

「おーい、彩川ぁ!そこ降りろ!!」
「なんスか?」
「ソコが一番放射能漏れてるー」
「……。」
ボロい格納庫内、ローターの微細な傷ハケーンの為のX−Ray小屋(コンクリブロック、それも手造り)周囲でガイガーカウンタ持ちうろついていた上官と、ヘリのケツに跨った俺の目が暫し合う。
「…へーい」


「あ、振り切れた…」