父への手紙

前略
父上、昨日の電話で

おまえ、本当にアタマ打った覚えは無いのか?

なーんていったのはジョークですよね?どう聞いても恐る恐るという風に聴こえたんですが。考えあぐねた末にという風にも。
本人不在にしてコートマーシャル、いや、親族会議でもあったんですか?
私如きの事で北海道の姉を鈴鹿まで呼ぶのはやめてください、我が子の存在を無きもののように法事をプランニングするのも。カネに関しては助かりますが。
昨年以降私のキャラが180度変わったように思われるのは、さまざまなものを捨て去り人格デフォルトしただけです。マジで。
事実こちらでは皆、微笑みながら『変人度に磨きがかかった』というだけですし。それだって面と向かって言う人間はあまりいません。痛々しい笑みだと思うのは気のせいです。背後から突き刺さる指も。
だから大丈夫、心配なさらぬよう。御身だけご自愛下さい。甲斐性の無い俺ですが貴方の老後はきちんと見守らせて頂きますので、どうか泥舟に乗ったおつもりで。貴方自身が必死に漕ぐところをしっかりとこの目に焼き付けます。人の在り方として誰より尊敬致しておりますから。俺に真似は絶対不可能ですしよしんば可能であっても以下略 ――早々


しかし自分でも何か怖いよな、バーンアウトしたときが。専門医にでも躁、違った、相談した方がいいのかな